新着情報 | 奥会津ミュージアム - OKUAIZU MUSEUM - Page 30

【忘れ語り、いま語り】 生を見つめる現場として、島へ

赤坂 憲雄(奥会津ミュージアム館長)  奥会津にはきっと、写真や映像がとても親和的だと感じている。奥会津の村や町に滞在して、写真を撮っている女性の写真家たちを、二人知っている。知り合いには、ド ...さらに表示

【奥会津探訪】南郷で触れるスウェーデン「ゲストハウス・ダーラナ」

須田 雅子(すだまさこ) 南会津町の田島から南郷方面に向かうとき、駒止トンネルを抜けて走っていくと、車窓左手に「え?」と感じさせる建物がある。茅葺き屋根の古民家に洋風の窓、和洋折衷のユ ...さらに表示

【小説】 ちぃ神さんの大イチョウ その1 

菊地 悦子(きくちえつこ) 【その1】  小気味よい音をたてて空き缶が飛ぶと、こどもたちは「逃げろっ」と叫びながら四方八方に駆けだした。空き缶をけるのは、四年生のカマモトだ。隠れる時間を ...さらに表示

2023.08.01 小説

【山と草花】 会津のマッターホルン蒲生岳 

                鈴木 サナエ(すずきさなえ)  一昨年の3月、山形県米沢市の郊外から、遠くに、鋭く真っ白に輝いている形のいい山が見えた。それが東北のマッターホルンと呼ばれている ...さらに表示

【わっさな暮らし】 守り、守られ、神様 

井口 恵(いぐちめぐみ) 五十嵐紀美子さん(昭和9年生 三島町) 三島町早戸地区には、“神々の道”といわれる道筋に、約30の石祠が集落を囲むように建てられている。20人にも満たない集落に ...さらに表示

【奥会津に暮らす】 冬の手仕事

渡部 和(わたなべかず)  夫の実家は美坂高原の麓にあり、標高の高い集落だ。山が深いので日照時間が短く、雪が続けば色のない低い空に押しつぶされそうな圧迫感を覚える。私は凍った雪道の運転 ...さらに表示

【きかんぼサキ】 残飯娘 受刑者のもとへ 

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  ダム建設工事で、本名集落はかつてない活気に溢れていた。東北電力やその関連会社、間組や前田建設といった大手建設会社の社員たちが、大勢村に入ってきていた。しかし、こ ...さらに表示