新着情報 | 奥会津ミュージアム - OKUAIZU MUSEUM

こわい話 NEW

菊地 悦子(きくちえつこ)  こわくて不思議な話が好きだ。 幼い頃は、寝る前に「こわいおはなしして」と父母にねだった。父などは、きまって狐に化かされる話を、声色を使い分け、臨場感たっぷりに話し ...さらに表示

田子倉(たぐら)の記憶 NEW

鈴木 サナエ(すずきさなえ)  昭和二十三年六月八日、長子のお産の時は母親の実家が面倒を見、産後五十日ぐらいは実家で過ごすという慣わしでしたが、その慣わし通り長子である私は、今は湖底に沈んでし ...さらに表示

【風・奥会津⑦】風になった人~写真記録者・竹島善一氏 NEW

遠藤 由美子(えんどうゆみこ)  かすかな稲穂の香りを運ぶ風が、南から吹いてくる。 風は記憶の断片であり、その糸口から記憶をよみがえらせる発火装置でもあるようだ。  そんな風を体に纏って ...さらに表示

子どものころの川との記憶を訪ねて(8)

菅家 博昭(かんけひろあき) 東川 柳津町高森 菊地進さん  嶽の山(たけのやま、1037m)の東麓を源流とする東川。東北麓の標高650mに高森集落がある。南から北に東川は流れ、湯八木沢 ...さらに表示

2025.10.01 奥会津を学ぶ

旅する民話

菊地 悦子(きくちえつこ)  以前、会津地方に伝わる民話伝説を調べていて、『五十嵐家の伝説』という話を見つけた。五十嵐の姓は、新潟県三条市にある五十嵐神社にルーツを持つといい、奥会津に多い五十 ...さらに表示

2025.10.01 奥会津を学ぶ

子どものころの川との記憶を訪ねて(7)

菅家 博昭(かんけひろあき)  2016年4月、会津坂下町塔寺「ふくしま本の森」での会津学研究会例会で、飯塚さんの話を聞く会を開催したご縁もあり、「湯八木沢での川の話」を聞かせていただこうと、 ...さらに表示

2025.09.15 奥会津を学ぶ

きかんぼサキ・こぼれ話

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  「お母さんを取材対象に書いてみたら?」と言われた時の困惑は、決して忘れられない。頭が真っ白になるというのは、ああいうことなのかもしれない。一瞬の思考停止の後「絶 ...さらに表示

土の温度

渡部 和(わたなべかず)  九月に入り雨の降る日が多くなった。蒸し暑さは続いているが、朝は長袖をはおりたくなるほど急に涼しくなった。夏野菜は盛りを過ぎ、ジャガイモのあとに蒔いた大根も順 ...さらに表示