渡辺 紀子 | 奥会津ミュージアム - OKUAIZU MUSEUM

【きかんぼサキ】シュプレヒコールが響くころNEW

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  サキノが就職した昭和35年は、横田鉱山の全盛の頃だった。この鉱山からは銅、亜鉛、鉛、りょうか、バライトが採掘されていた。全国の鉱山を渡ってあるく鉱員が沢山いて、 ...さらに表示

【きかんぼサキ】夜な夜な向かう先は

 渡辺 紀子(わたなべのりこ)  サキノが高校2年の時、父が亡くなった。三人の姉も嫁ぎ兄も就職で家を出ていたため、そこからサキノは母との二人暮らしとなる。高校卒業後の就職はまず家から通えるとこ ...さらに表示

【きかんぼサキ】恋の気配

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  「なに!受かっちまったのか?困ったなぁ。なじょすんべ」。  サキノが高校合格を知らせた時、母の第一声はこれだった。 「今なら大喜びされるはずが可笑しな話だべ。 ...さらに表示

【きかんぼサキ】水辺の風景

渡辺 紀子(わたなべのりこ) 「本名は水をうんと大事にする村だったんだ」懐かしそうに語る方がいた。かつて本名では江戸時代に水路の整備を整えたことで村の中を堰が巡らされ、その堰の水が暮らしには欠 ...さらに表示

【きかんぼサキ】初めての病院 

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  日頃の定着したイメージは、そうそう崩れるものではない。サキノにとって代名詞のような“きかんぼサキ”が、時によって厄介なことを招くこともある。  サキノが通 ...さらに表示

【きかんぼサキ】冬の通学 ところ変われば

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  産んでくれる親を選べないように、生まれてくる場所も選べない。生まれて暮らす土地の違いで運、不運があること、誰でも一度くらいは感じたことがあるだろう。サキノの通う ...さらに表示

【きかんぼサキ】ワラビ採り大会 

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  中学では“ワラビ採り大会”という行事があった。農繁期の田植えは子供たちも駆り出されるので、田植え前に行っていたという。その日一日授業はなく、全校生徒が山に行きワ ...さらに表示

【きかんぼサキ】本名っ子デビュー

渡辺 紀子(わたなべのりこ)  「中学に出るまで、川口(中学校がある村)なんて1回も行ったこと無かったなぁ。本名から出たのは祭りに呼ばれた時くらい。おばサ(伯母さん)の家がある西谷に行っただけ ...さらに表示