新着情報一覧
父の予感
菊地 悦子(きくちえつこ) 父母は長い間共稼ぎ夫婦であったせいか、父は昭和一桁生まれには珍しく、若いころから家のことを何でもする人だった。母が亡くなった後も、掃除洗濯簡単な炊事含め、大体にお ...さらに表示
奥会津に吹く風~もや舟伝説
遠藤 由美子(えんどうゆみこ) 朧(おぼろ)なもやに包まれた夜更けは、裏山の杉木立の闇が気にかかる。京都・比叡山に、古くから語り継がれる七不思議の一つを思い出すからだ。 かつて、人気 ...さらに表示
民具との呼吸
遠藤 由美子(えんどうゆみこ) 「ちょっこら畑見てみっか」 青梅雨の中で、畑の作物の緑は力強く黒い土を覆っている。午睡からまだ覚めやらぬ風の村の古老は、少し腰をかがめたまま玄関に掛けてあった ...さらに表示
この世界を支えるもの:『はだしのゲンが見たヒロシマ』
松﨑 大(まつざき ひろ) 2026年5月23日(土)、昭和村の喰丸小で菅家洋子さんが主宰する第6回ヒロシマ展『はだしのゲンが見たヒロシマ』上映会の午後の部に参加した。 写真1 会場の ...さらに表示
【エッセイ】狐の参道
菊地 悦子(きくちえつこ) 5月5日のこどもの日、東京から遊びに来ていた娘家族と彼らが飼っている犬一匹と、三島町の鬼子母神祭に出かけることにした。鬼子母神堂は西方地区の岩倉山の山頂にあり、西 ...さらに表示
【きかんぼサキ第2部 最終回】サキノの眼力
渡辺 紀子(わたなべのりこ) サキノの旅館では一度だけ不名誉な事件が起きたことがある。それは、夫である紀由が亡くなって何年か経ってからのことだ。 その日はサキノも息子も外出していて、お客様の ...さらに表示
山響だより②旅人が教えてくれた<帰ってくる場所>
鈴木 サナエ(すずきさなえ) まだまだ雪の中の2月初め、Jさんという方から4月末の予約が入った。流暢な日本語なので日本人かと思ったら、日本在住のイギリス人で、イギリスに住む父親と一緒に只見線 ...さらに表示
山行記⑥ 蒲生岳(がもうだけ)
舟木 志子(ふなきゆきこ) 5月10日 蒲生岳 只見町には「四名山」と言われる山がある。要害山(ようがいざん)、蒲生岳、会津朝日岳、浅草岳の4座だ。そのうち、蒲生岳は標高828メートル ...さらに表示