新着情報一覧
【オオマタ暮らしのたより】 観音講復興計画
菅家 洋子(かんけようこ) 毎年12月になると「オナゴテイ」(女の人たち)が集まり、集会所の掃除をする。30分から1時間くらい手分けして掃いたり拭いたりしたあとは、お茶の時間。この時のお茶菓 ...さらに表示
【むら歩き】 野ネズミと餓死
菅家 博昭(かんけひろあき) 福島県南会津郡桧枝岐村で暮らした人々が、母村から離れ出作り小屋で農業をした時代が長く続いたが、その最後の現場を訪ね、あるいはその思い出を聞き書きの手法で、土地の ...さらに表示
【きかんぼサキ】 残飯娘 鳴り響くクラクション
渡辺 紀子(わたなべのりこ) 残飯娘は1台のリヤカーに、いつも12個の桶に残飯を入れて戻る日々だった。リヤカーにはまず側面に板で少し高い壁を作っておく。下段には6個の桶をピッタリと置き、その ...さらに表示
ブックトーク
長崎 キヨ子(ながさききよこ) 現在、日本では年間に7万冊ほどの新刊本が発行されています。その中で自分が読める冊数となると……。一生の時間は決まっています。どんなに本好き、読書好きの人でも生 ...さらに表示
【忘れ語り、いま語り】 鶴見和子さんについて
赤坂憲雄(奥会津ミュージアム館長) これは未発表のメモとして手元に置かれてあったものだ。「鶴見和子さんについて 2018,10,23」と題されているが、いつの執筆か、確認できない。そのまま ...さらに表示
【小説】 ちぃ神さんの大イチョウ その3
菊地 悦子(きくちえつこ) 【その3】 村の棚田に水が張られ、青い空を映し出していた。もうじき田植えが始まる。大人はもちろん、少し大きいこどもらもみな総出の、忙しい時期がやってくる。 ...さらに表示
【山と草花】 秋の日の笠倉山
鈴木 サナエ(すずきさなえ) 山奥の只見の、そのまた奥に笠倉山は聳え立つ。聳え立つ、と言っても千メートルにも満たない山なのだが、何せ、会津百名山といえども、登山道がない、藪山である。私の技量 ...さらに表示