「奥会津の冬」を描こう! 奥会津デジタルアーカイブ準備室だより 号外 | 奥会津ミュージアム - OKUAIZU MUSEUM

奥会津DA準備室

「奥会津の冬」を描こう! 奥会津デジタルアーカイブ準備室だより 号外

2023.10.23

「奥会津の冬」を描こう! イベントへのお誘い

(奥会津デジタルアーカイブ準備室室長・榎本千賀子)

奥会津デジタルアーカイブ準備室は、奥会津に情報通信技術を活用した記憶と記録の新たな仕組みである「デジタルアーカイブ」をつくり、地域の暮らしに活かしてゆくことを目指し活動しています。この活動の一環として、奥会津の暮らしの記憶について、写真を囲みながら語り合う小さな会を開催します。来年度開設予定のデジタルアーカイブを先取りし、身近な資料を用いて奥会津の暮らしを記憶・記録する活動に、みなさんもぜひ参加してみませんか。

当日は、〈かねやま「村の肖像」プロジェクト〉や新潟大学「にいがた 地域映像アーカイブ」が収集した写真を見ながら、「奥会津の冬」をテーマに来場者のみなさんと冬の思い出を語り合います。SNSへの投稿を通じてのオンライン参加や、「奥会津の冬」の暮らしを伝える写真の会場持ち込みも歓迎します。会場でのやりとりやSNS投稿の様子は、後日この「奥会津デジタルアーカイブ準備室だより」上でもご報告する予定です。
奥会津の暮らしの経験を豊富にお持ちの方も、奥会津に育った若者も、奥会津に移住されたばかりの方も、奥会津を遠くから想う方も、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

〈かねやま「村の肖像」プロジェクト〉番外編

「奥会津の冬」を描こう!

地域の暮らしを写した懐かしい写真から「奥会津の冬」を辿ります。写真を囲んでの気楽なおしゃべりを通して、奥会津の暮らしの記憶を振り返ってみましょう。

日時:2023年11月22日(水) 午後 1:30~
会場:金山町開発センター3階 大会議室
主催:奥会津デジタルアーカイブ準備室
入場無料・入退室自由

■写真・思い出エピソードを募集します
「奥会津の冬」にまつわる写真や思い出エピソードを募集します。「奥会津の冬」にまつわる写真や思い出ならば、年代の新旧は問いません。参加方法は以下の2通りです。ぜひ奮ってご参加ください。

(1) 当日持ち込み
ご提供いただける写真は、直接会場までご持参ください。ご持参いただいた写真はコピーを取り、写真にまつわる思い出エピソードとともに会場の皆さんにご紹介します。写真原本は返却いたします。

(2) SNS投稿
イベント当日までに、Twitter, Instagram, Facebookに写真や思い出のエピソードをハッシュタグ「#奥会津の冬を描こう」とともに投稿してください。投稿の一部を、当日会場で紹介します。投稿に際しては、「いつ」「どこ」の写真や思い出であるかを添えてくださると、会場で会話を広げる手がかりになります。

以下に当日お見せする写真の一部を紹介します。読者のみなさんにとっても、懐かしい光景があるかもしれません。写真を見て浮かんだ皆さんの思い出エピソードは、ぜひ当日の会場やSNS投稿で教えてください。また、みなさんのご家庭のアルバムにも、こうした写真は数多く残されていると思います。たとえプロのように撮れていなくても、特別な出来事が写っていなくても、それらは地域の暮らしを伝え、誰かの思い出を引き出してくれる地域の宝です。ぜひみなさんも、“おらだれ(=わたしたち)”の「奥会津の冬」を伝える一枚を探して、わたしたちとシェアしてくださいね。

1. 冬の暮らしを彩る

1961年/金山町玉梨地区/正月の玄関
撮影:角田勝之助/提供:にいがた 地域映像アーカイブ データベース
玉梨では、12月28日に〈松迎え〉として山から松を採ってきて、お正月飾りとして竹とともに玄関に飾っていました。みなさんのお住まいの地区では、いかがでしたか?
1950年代前半(推定)/金山町玉梨地区/正月の萬歳
撮影:角田勝之助/提供:にいがた 地域映像アーカイブ データベース
挨拶まわりで忙しかった元旦を過ぎた、2日あるいは3日の写真と思われます。地元の芸達者な高齢者が各家をまわり、新年を祝う芸能を披露していたそうです。歌舞伎の伝統が息づく奥会津には、芸達者な方がたくさんいらっしゃいます。みなさんの周囲にも、芸能の心をお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんね。
1967年/金山町川口地区/手作りの雪ぞり
撮影:渡部章榮/提供:金山町
こどもたちが冬を楽しく過ごせるように、というご家族の思いが伝わる雪そりです。こうした手作りのおもちゃで遊んだ、こうした手作りのおもちゃを作った経験をお持ちの方、その経験を聞かせてください。
昭和30年代(推定)/金山町新遠路地区/スキー
撮影:中丸正臣/提供:金山町
新遠路地区にあった地区のスキー場は、現在林になっているそうです。こうした地区の方々の手で作られ・守られる小さな遊び場は、かつては各地にあったのではないでしょうか。ぜひみなさんの知るお気に入りの遊び場を教えてください。

2. 冬の暮らしを守る

1965年/金山町大牧地区/保存食のかかる外壁/提供:金山町
壁に様々な保存食がかかっています。それぞれどのようなものか、おわかりになりますか?
1972年4月/金山町横田地区/雪囲い
撮影:渡部武志/提供:金山町
当時の金山町でもすでに少なくなっていた茅と藁による雪囲いの様子です。撮影者の渡部さんは、もうすぐこうした光景が見られなくなると撮影したそうです。
1965年1月17日/金山町三条地区/雪下ろし/提供:金山町
今は無人となった三条地区での雪下ろしです。草屋根からトタン葺きへの変化についても、会場でぜひお聞きしてみたいところです。
1974年または1975年/金山町中川地区/会津中川駅での除雪作業
撮影:目黒重郎/提供:金山町
昭和48年・49年豪雪時には、列車を迎えるために地区全戸総出による除雪が行われました。列車に関することだけでなく、豪雪の中で交通を維持するためには様々なご苦労があったと思います。
1962年/金山町三条地区/雪で断線した電線の修理
撮影:栗田政行/提供:金山町
着雪によって断線した電線の修理の様子です。今でも奥会津では、豪雪時に着雪で停電が起こることがありますね。こうした奥会津の冬の厳しさについても、ご経験をお聞かせください。

3. 冬の仕事

1977年/金山町大志地区/大志の兎狩り/提供:金山町
大志の男性総出での兎狩りの様子です。狩猟は冬の仕事でもあり、楽しみでもあった様子が伝わってきます。
1960年代中頃(推定)/金山町玉梨地区/兎の解体
撮影:角田勝之助/提供:にいがた 地域映像アーカイブ データベース
兎は冬のごちそうでした。みなさんの思い出の冬の味覚には、どのようなものがありますか?
1957年/金山町(推定)/ソリによる材木運搬
撮影:角田勝之助/提供:にいがた 地域映像アーカイブ データベース
材木の運搬はソリの利用が可能な春先に行われました。木材の大きさや斜面の角度によって、ヨツヤマ・フタツヤマと呼ばれるソリを使い分けていたそうです。
1947年/金山町川口地区/炭の運搬/提供:金山町
冬の間の荷物運搬には、ソリが活躍しました。列車の開通前の金山町では、急病人やけが人もソリで運んでいたとのことでした。
1965年/金山町大岐地区/むしろ織り機の前の家族/提供:金山町
冬はむしろ織りやまたたび細工づくりなど、手仕事の季節です。現在の金山町でもまたたび細工の教室が開かれています。